2014/11/05

北海道発、噂のチーズタルト

北海道ではすでに大人気だという、BAKEの「チーズタルト」。その、初の東京店が自由ヶ丘にオープンしたというので、食ラボでもさっそく食べてみることにしました。
メンバーのKさんが途中下車して購入してきてくれたのですが、オープン3日ではやくも行列!なんと30分待ちだったそうです。

そのチーズタルトがこちら。
まわりはサクサクっと硬め。その生地の中に、とろ~りとやわらかいチーズクリームを流し込み、香ばしく焼き上げているのですが、このチーズクリームがなんとも濃厚なのです。
なるほどこれですか~。
そういえば、今まで食べたチーズタルトって、チーズの部分があまり印象に残っていない気もしますが、これはしっかり主張していて、ほかのどこにもないチーズタルトです。塩気をきかせている分、甘さもより引き立っています。

自家用にも購入し、近所の友人にお裾分けすると「これはおいしい!ワインにも合いそう」というお礼メールが届きました。
   
BAKE CHEESE TART  チーズタルト 1216円(税込) 


2014/10/30

タルトタタンの夢

ストーリーはおもしろいし、出てくる料理はおいしそう。読み始めたら最後まで一気に読めてしまう、そしてたまらなくおなかがすく一冊です。
下町の小さなビストロにやってくるお客のさまざまな人間ドラマがショートストーリー&ミステリー仕立てになっています。ミステリーの謎を解決するのが、この店のオーナーでもある、頑固で腕のいいシェフ。ミステリーといっても、1人も死なないから、料理がまずくならないところもいい。

それにしても本の著者・近藤史恵さんは、ご自身が相当の食いしん坊なのでは?お歳は40代半ばと知ってびっくり。かなりクラシカルなフランス料理にも詳しいので、50~60代なのかと思いました。この本には最近のビストロでは見かけなくなった(作らなくなった)懐かしい料理がいくつも登場し、それがまた実においしそうに書いてあり、無性に食べたくなってしまいました。


タイトルにもなっている最初のストーリーを読んでいて、「ああ、タルトタタンが食べたい」そう思っていたら、メンバーの鈴木智子さんのブログに、この本から飛び出したような、おいしそうなタルトタタンがのっていました!!

2014/10/16

ペルー映画の前に、ペルー料理


生まれて初めて、1日に3本連続で映画を見ることになりました。
「東京ごはん映画祭」(「食ラボニュース」で紹介しています)で上映中の映画です。

なにせどれもごはん映画ですから、さぞかしおなかがすくのでは?おなかがすくと、途端に絶望的になる私ですし、キュルキュルおなかが鳴ったりすれば、とてもじゃないけど映画に集中できそうもありません。お昼ごはんをしっかり食べてから行くことにしました。

見ようと思っている3本のうち、2本がなんとペルー料理の映画。そこで、お昼はペルー料理に決定。乃木坂駅そばの「ナスカ」へ行ってみました。
本日のランチから選んだ1プレートがこれ。スパイシーな鶏肉と香菜の炊き込みご飯「アロス・コン・ポリョ」。付け合わせは、チーズクリームソースをかけたゆでじゃが芋「パパ・アラ・ワンカイーナ」。どちらも定番のペルー料理で、アヒ(唐辛子)やハーブをうま~く使っていて、いかにも食欲がそそられます。おいしいっ!

ペルー料理を食べるのは、3年前に旅行で行ったクスコやマチュピチュで食べて以来です。そういえばあのときもおいしくて驚いたっけ~。今度は夜、ゆっくり食べに行ってみましょう。

2014/10/12

噂の尾崎牛



美術館帰りに、ふらっと気軽な”肉バル”へ。そこで、噂の牛肉に出会いました。
今や、フレンチ、イタリアン、和食、焼き肉屋・・・、分野を問わず、お店や料理人から大絶賛&ひっぱりだこの、あの牛肉”尾崎牛”です。
宮崎産のA5ランクの和牛で、なおかつ尾崎さんがこだわりのエサと水、飼育法で育てた牛だから、その名も尾崎牛!
この日入荷していた部位はブリスケ、肩ロース、あともう1種(えーと、忘れました)。そこで、ブリスケはたたきで、肩ロースはステーキ(写真)をオーダー。

驚きました~。A5だからといって、単にやわらかいだけじゃありません。脂肪の風味がとにかくすっきりしているのです。最近は、霜降りの状態によっては、2~3切れも食べればもう充分・・・ということも多く、焼き肉屋などでも、むしろ赤身のおいしい肉をさがして食べていました。が、これならしっかりサシの入っている部位でも、食べ飽きない気がします。
すごいなー、尾崎牛!また食べに行きます。


尾崎牛(ブリスケ)のたたき 一皿(約100g?) 1,800円(税別)
尾崎牛(肩ロース)ステーキ(150g) 3,600円(税別)


2014/10/05

モッツァレッラの熟成タイプって?


新宿伊勢丹で開催中のイタリアフェアで、おもしろいチーズを見つけました。モッツァレッラで作られたウォッシュタイプと白カビタイプのチーズです。
モッツァレッラといえば、ピッツァやカプレーゼに使われる、あのフレッシュチーズ。それを熟成させたとは、珍しい。しかもブッファラ(水牛の乳)のモッツァレッラと聞いては、もうたまりません(大好き!)。

その場で試食させてもらうと・・・、
ウォッシュなら、ウォッシュの風味が鼻にきたあと、とろ~っとした味の中に、モッツレッラらしいもっちもち感が残っているのです。うーん、初めての味わい。
・・・ということで、即買いしました。

ワインは、白か軽めの赤、どちらにも合いそうです。


上がウォッシュタイプで1555円(96g)、下が白カビタイプで1,782円(110g)。
それにしても日本はチーズが高いですよね。高すぎますっ。何とかして~。

2014/09/27

楽しい裏切り

初めての人は、みんなけげんそうな顔をして言います。「え~っ、どこがみたらしだんごなの?」
そりゃそうですよね。みたらしあんがかかっているわけでもなく、串に刺さってもいないのですから。

でも、1つ食べれば、「わぁ、そういうこと!」
はい。実は、みたらしあんはおだんごの中に。食べた途端に、口の中にとろっと広がり、みな納得、のち笑顔に。
そんな、楽しいおだんごです。


 
まろのおみた」京都三条 菓子司 寛永堂  12個入り 702

2014/09/18

リンゴの好み


リンゴの好みって、人によって結構違うと思いませんか。たとえばこれがスイカなら、誰もが「甘いのが好き、甘いのがおいしい」と言うでしょうが、リンゴは甘味、酸味、そして食感にもそれぞれ好みがあります。ちなみに私は、「ただ甘いものより、酸味もちゃんとあって、食感はぐっと硬め」が好み。

「シナノドルチェ」(一番手前)はそんな私好みのリンゴです。9月始めから出回るリンゴの1つで、価格も手頃。

その奥は、「サンつがる」(左)と「きおう」(右)。

リンゴとは関係ないのですが、一番奥は、一緒に購入した「南水」という長野産のナシです。この日、リンゴはどれも1個150円前後でしたが、南水ナシは1個400円以上!まぁ、高級!きっとフナッシーも驚くナッシー!

2014/09/06

行列ができる店のかき氷



ずっと食べたかった噂のかき氷。夏の終わりにようやく食べることができました。
近所の和菓子屋さんの、夏場限定、店内限定、数限定のかき氷は、一度も食べることができないまま、はや3年・・・。雑誌等で紹介されてからというもの、真夏の太陽の下、開店前から連日、店の前には行列が。並んで待って、ようやく整理券をもらい、指定時間に再度お店に行かなくてはならないという大変さだったからです。暑いのも並ぶのも嫌ですが(好きな人などいるわけないか)、 「今年もまた食べられないまま、夏が終わっちゃうね・・・」そう寂しくつぶやいた友人のためにも、今日こそはと、がんばって並びました。行列の最後の方だったのでヒヤヒヤしつつ、なんとか夕方遅い時間の整理券をゲット。ようやくかき氷にたどり着きました。

 
「うわ~っ」
かき氷の山は想像していたより数倍大きく、高く、最初は2人分かと思ったほど。高さは20cm以上あるでしょうか。半分は練乳、もう半分には抹茶がたっぷりかかり、中にあずきと白玉入りです。高い山をくずさないよう、そっとスプーンを入れ、いざ。
まず驚いたのが氷のきめ細かさです。粉雪みたいにさらさらふわふわで、いくら食べても頭がキ~ンとなりません。 かかっている抹茶もなんておいしいのでしょう。食べて食べて、さらに食べて、ようやく中のあずきに到達。もちろんおいしい(ここの和菓子はさんざん食べていますから)。もちもちの白玉はお米の香りがふわっとする上物です。この量ですから、さすがに最後は苦しくなりましたが、なんとか完食!
噂どおり、どころか噂以上にすごかったです。非の打ちどころのないおいしさ!これなら、暑い中を並んで食べた価値は十分ありました。ごちそうさま~。





「ちもと」  03-3718-4643
写真のかき氷は800円。ほかに600円、1,000円もあり

1,000円の“おまかせ”は、中にさまざまな和菓子入り)。










2014/08/30

くまモンししとう

前回のブログ(8/20)からずっと気になっていたことがあります。
あのおばけししとう、袋の表示は確かに“ししとう”でしたが、どう見ても万願寺なんだけどな~と。 たまたまブログを読んでくれたジム仲間にも、同じことを言われました。

万願寺とは、京野菜の“万願寺とうがらし”のこと。とうがらしといっても辛さはないため、“甘とうがらし”とか”甘長ピーマン“とも呼ばれています。同じ京野菜、もう少し細めの”伏見ピーマン“もこの仲間です。
京野菜は、関東ではどこの店にも置いてあるわけではありませんが、探して購入してみると・・・やっぱり!万願寺とうがらし(右)と、前回のおばけししとうは、ほぼ同じ大きさ&形でした(左は通常のししとう)。

熊本産のおばけししとうは、おそらく万願寺とうがらしと同系のタネで育てたと思うのですが、育った場所が違うと、“万願寺~”は名乗れず、ただの“ししとう”表示になってしまったのでしょう。
でも、それならば、いっそ熊本産のほうは、“くまモンししとう”って名づけちゃったらどうですか?すぐに覚えられて、インパクトあると思いますよ!

2014/08/20

おばけししとう

昨夜の俳句の会で、景品にもらった“ししとう”にびっくり!
普通のししとうの軽く23倍はあるでしょうか(写真右)。
ちょうど家にあったピーマンと並べれば、どれだけ大きいかわかります。 
アンテナショップ「銀座熊本館」で買ったそうで、阿蘇山に近い西原村でとれたもの。

そのししとうも、ピーマンも、あの赤くて辛い”唐がらし”と同じ仲間。
昨夜の句会のお題の1つは、偶然にも”唐がらし”。
たまたま私がつくった唐がらしの句が選ばれ、おばけししとうをいただいたというわけです。
今夜はこのおばけししとうで何を作ろうかな~。
  
強がりを言ってばかりの唐がらし  ぽん寿

2014/08/09

メガネ、クリ身、シンシンといえば?

「それ、肉の部位でしょ」とさりげなく答えた人は、相当の肉通。メガネもクリ身もシンシンも、牛肉の赤身の部位名(通称)ですが、私はつい最近、「芝浦」という焼き肉店で知りました。
ここは知る人ぞ知る焼き肉の名店。こういった赤身肉の希少部位も充実していて、どれも質が高い。
いい赤身肉って、ほんとにおいしい。さっぱりしていながらうまみもあり、ジューシーで、かむほどに味わいが増す。飽きないおいしさ、とでもいえるでしょうか。
一般スーパー等では、まだまだ“いい肉、おいしい肉=霜降り肉”の一辺倒で、いい赤身肉にはなかなかめぐりあえません。ぜひ扱ってほしいな。

2014/07/12

1人立食 孤独のグルメ

実は、1人で食べるのも立って食べるのも苦手。でも、このお店だけは別です。新宿3丁目にあるバーカロ(ヴェネツィア風居酒屋)、その名も「イル・バーカロ」。
奥に椅子席もありますが、入り口近くにスタンディングコーナーがあり、ここで食べる小おつまみがおいしくて、安くて、大充実!
いつ行っても、カウンター横には野菜や魚介のマリネの大皿が何種類も並んでいるし、プロシュートは目の前でカットしてくれます。しかもスタンディングの場合、ワインがグラスで頼めるだけじゃない。プロシュートなら2枚から、マリネはお小皿大、ポルペッティ(肉団子)は1個からと、どれもミニマムサイズ。1人でもいろいろ食べられるのがウレシイ。
私の場合、ここへ1人で寄るのはもっぱら美容院の帰り。
井之頭五郎ばりに、おいしい顔して”孤独のグルメ”楽しんでます。

2014/07/06

生牡蠣がますますおいしく!

先日参加したワイン会の前菜に、生牡蠣が登場!
石巻の「夢牡蠣」を再び食べることができました。
5月に食べたときより身はふっくら、コクも増していてびっくり!
夏場の生牡蠣なら“岩牡蠣”でしょう?と思われるかもしれませんが、「夢牡蠣」は“真牡蠣”なんです(518日のブログをお読みくださいね)。
ねっとりクリーミーな岩牡蠣もおいしいけれど、コクがありながらもさっぱりした真牡蠣には、また違う飽きないおいしさが・・・。
 
石巻の漁師さんたちのがんばりに、エールを送ります!!



2014/07/05

大の大人が木馬にまたがり…?

近所にある手打ちパスタのおいしいお店でのこと。
スタッフの1人が席の近くまで赤い木馬を運んできたかと思えば、
にっこり笑って木馬にまたがり、レバーを回し始めました。
すると、にょろにょろむにゅ~っ・・・。
下から出てきたのは、ビゴリと呼ばれるパスタ!!
一見、木馬に見えるのは、昔ながらのパスタマシン“トルキオ”でした。

2014/06/29

西表島のピーチパイン

数年前、初めて西表島に行ったとき知ったピーチパイン

沖縄原産のパインで、近所のスーパーでよく見かけるパイン(ハワイ種)と比べると、ずいぶん小ぶりですが、おいしくておいしくて!また今年、西表島に行くことになり、楽しみにしていたんです。

果肉は白っぽくて、甘みが強い。ちょっとココナッツや桃(だからピーチパインという名が・・・)を思わせる味わいもあります。しかも、島のパイン農園ではぎりぎりまで畑にならせておくため、まさに完熟パイン!

ところで、このピーチパイン。友達や家族のおみや(お土産)にしようと、箱いっぱい西表島から自宅に送ったところ、玄関を開けた途端、ダンボール箱から甘い匂いがプ~~~ン。あまりの匂いに心配になったのか、宅配便の青年が「あのー、箱の中のパイン、もしかするとつぶれて汁がもれているかもしれません。すみませんが、確認してもらえますか」。で、急いで開けましたが、つぶれも、汁もれもなし。完熟パインが発していた甘い甘~い匂いだったのです。

聞けば、偶然にも宅配の青年の出身地は沖縄!これも何かのご縁ねと、1個プレゼントしました。