2014/05/18

石巻の「夢牡蠣」

近所にできたビストロで、前菜に生牡蠣が出ました。
おや、もう岩牡蠣?と思いきや、そうではありませんでした。
3.11の大震災後、石巻の漁師さんたちが立ち上がり、ようやく復興させた真牡蠣で、その名も「夢牡蠣」!

「夢牡蠣」の育つ雄勝湾は水深が深いうえ、春になると、囲まれた山々からミネラル豊富な湧き水が海へ流れ込み、牡蠣のえさとなるプランクトンも豊富に。そのため、産卵前に栄養をたっぷり蓄える5~8月が「夢牡蠣」の一番の食べごろなのだとか。

一般には牡蠣の旬は冬とされ、以前は「Rがつかない月には牡蠣を食べるな」なんていわれたものですが、場所や環境によっても違うのだな~と改めて知りました。

「夢牡蠣」のおいしい時期はまだこれからが本番。きちんと知って、伝えること。そしておいしく食べることで、復興を応援したいと思います。






2014/05/10

箱詰めの野原



あまりの可憐さに、しばらく箱の中を見つめてしまいました。

色とりどりの小菓子を詰めたさまは、まるで春~初夏の野を描いたよう。

聞けば、これらの小菓子は、寒天のまわりを砂糖で固めた“琥珀”と呼ばれる干菓子だとか。

食べてみると、外側はシャリシャリッ、中はゼリー状になっていて、ほのか~な甘さ。

色によって味はみな違います。
いちご、ブルーベリー、抹茶・・・、
そして、こげ茶色の琥珀はなんと、珈琲味!でした。



京都『長久堂』の干菓子「花詩(はなことば)」 11,100円(税別)
※琥珀の色やモチーフは、季節によって変わるそうです。